ウィンドサーフィン界で今一番熱い男 横井愼也さんの話
NHK BSにてウィンドサーフィンが取り上げられました!
7/16 BS1 21:00〜
スポーツイノベーション
最新のテクノロジー×スポーツ を掘り下げるこの番組
取り上げられたのは富士通の横井さんの取り組み。
番組の内容はやっぱり一般の人達に向けて説明されるので分かりやすかった
スタジオでコメントされていた3度のオリンピアンのマコさんの説明の中で、特に
パックンと手を取ってみせて
風の強弱の中で安定したセイルの位置を保つことの難しさ
を説明したところは、さすがだなーと思った
笑顔が素敵
手を取り合って引っ張りあって『体でセイルを引くんだよ〜』とレクチャーしたことはあったけど
ふっ
と力を抜いてみたりしたことなかったから
今度きょんとたけちゃんの試乗会のときにやってみよう!
ちなみに、開発デバイスについては、こちらにすごく分かりやすく詳細が書いてあるのを見つけた
ラピスセミコンダクタ
http://www.lapis-semi.com/jp/solution/windhack/index.html
横井さんの存在は少し前から知っていて、津久井浜のワールドカップで初めてお会いしたけど自分がバタバタしていてゆっくりお話出来なかった。
たまたま先日、
三浦の地域活性などに取り組まれる株式会社STORYの杉本さんの招待で、イベントで初めて横井さんのお話を色々伺うことが出来た。
とにかく、すごい!
ご本人は富士通のSEで、そしてウィンドサーファー
スラロームというスピードレース競技のアマチュア選手として活動している。
2015年の本栖湖チャンピオンシップというBIGレースにて、ビギナークラス優勝。
2014年にウィンドサーフィンを始めてから1年ちょいでタイトルを獲得し
『横井さんの上達の早さ、すごいよ!』と周囲に言われたそう。
初めたのは28歳の時
目指すは44歳ワールドカップ優勝
熱く、でも熱すぎず語っている横井さん
かっこよすぎて多分私はポカーンと口を空けて聞き入っていた
ちょうど最近みねこ(日本代表 小嶺恵美)の経歴をまとめていて
『18歳からウィンドサーフィンを始めて25歳でオリンピックを目指す』
という彼女のキャッチコピーが
良いよ!これ!と好評だったんだけど、
28歳で世界を目指すのはすごすぎる。
目指す大会が違って良かった。笑
(ウィンドサーフィンはワールドカップとオリンピックでは競技種目が違います)
会社員をしながらの練習なので、土日の時間を効率よく使いながら、、、
と言っていたけど、それにしても限界があると思うんですけどね。
防水ビデオカメラを駆使して練習したんだと。
練習のやりかたに徹底的にこだわって、とにかく無駄のない練習を重ねた。
ウィンドサーフィンを自分が純粋にもっと上手くなりたい、という気持ちから
"こんなものあったらいいな" を形にした。
もの作りの原点て感じ。
横井さん自身、色々と趣味とは言えないようなレベルでスポーツ経験が沢山あり、柔道やスキーや、釣り!など とにかく多才でした。
バイタリティーもはんぱなく、やれば何でもある程度出来てしまう、努力もセンスも兼ね備える感じの人だと思った。
なるほどな、と。
そして28歳のとき、
初めてプロに教わりスクールに通ったのがウィンドサーフィンだった。
これまで自己流で様々なスポーツをしてきたからこそ、自己流より"教わる"ことがいかに早く上達できるか実感したと。
とは言っても、プロライダーの方々も感覚という部分があり、どうしても自分の解になるような言葉を得られないことも多々あったよう。
わかる、その状況!
自分の理解力のなさとか、上手い答えを引き出せない質問力のなさを責めてたよね自分もプレイヤーだったときは。
特に、初心者を抜け出して、ある程度乗れるようになってしまうと、あともう一段上に行くためにはそういう上手い人達の "言語化" 出来ない部分がどうしても必要になってくる。
これまでは、それを自分でもどうにか感覚として習得していくしかなかった。
感覚として得られている上手い人たちの『ぎゅいっとして』とか『ぴゅんってやるんだ』とか
そういうのを暗黙知と横井さんは言っていたけど、
それらを自分なりに解釈して再現するしかなかった。
そこを数値化しようとしているのが、このプロジェクト。
大企業の富士通さんが、この取り組みに予算をあてて応援しようとなったことも素敵だなと思ったんだけど、そこに至るまでも
横井さん、すげー。って
すごすぎて笑えた。
横井さんは、このプロジェクトの実現可能性を高めるために
東京スタートアップゲートウェイに参加
今開発しているデバイスのプロトタイプを開発した
SEなので半導体はもちろんド初心者
知識ゼロから秋葉原で部品を買って作った
きっかけは、自身の怪我
腰を痛めたんだったかな?
練習できない間に、この起業家コンテストに出場して
20/1000のセミファイナリストに選ばれた
起業という選択肢も孟プッシュされたが
私も日系IT大手に勤めていたから
大企業ならではの動きの遅さとか、動きにくさとかあるんだろうなと察するけど
大企業のリソースを使って自分の好きなことを出来て、さらにそれで会社に恩返し出来るなら
そんな素晴らしいことはないなと思う
色々と迷うフェーズはあったみたいだけど
富士通で
このプロジェクトに人生をかける
鳥肌立った。
まだまだこれからどうなるか分からないと言っていたけど
起業家コンテストで結果を出して会社への説得材料を先に作ってから会社に話を持っていったのは頭良いなと思うし
横井さんの"熱いのにクール"なところが
夢を限りなく現実に感じさせている気がする
その "夢" に富士通はハンコ押したらしい。
よし、うちでやれ!
って
富士通、素敵!
とにかくこのプロジェクトと横井さんという方は色々すごいなという感想
語彙力足りずにすごいしか言えないけど
そして、今は
JWA日本ウィンドサーフィン協会
ラピスセミコンダクタ
の三者合同プロジェクトになっている
ラピスセミコンダクタさんが、うちで作ってみます!と言ってくれたそう。
JWAでは、ウィンドサーフィン界を盛り上げようと色々仕掛けている加藤学さんがキーマン(番組にも出ていた)
あと覚えてる範囲で
横井さんの話で響いたこと
努力に無駄なことなんてないと思ってたけど
『無駄な努力はしちゃいけない』
と言っていた。
今の私に必要
そして一番響いたこと
課題ありきで考えるのでなく
"あるべき姿"で考える
ウィンドサーフィン普及の
あるべき姿
こうありたい姿
ってなんだろうか
書きながらまたインスピレーション生まれたので、またまとめておこう
ー関連リンクメモー 随時追加
http://journal.jp.fujitsu.com/2017/07/07/01/
ラピスセミコンダクタ
http://www.lapis-semi.com/jp/solution/windhack/index.html
JWA日本ウィンドサーフィン協会
ウィンドサーフィン日本代表小嶺恵美
https://www.facebook.com/kominemegumijpn72wsf/
ウィンドサーフィンラボ
https://www.facebook.com/windsurfinglab/
スポーツイノベーション
株式会社STORY
東京スタートアップゲートウェイ